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[内分泌かく乱(環境ホルモン)]

・環境省-環境ホルモン評価見直し(H15.10.29 朝日他)
生物の生殖機能を乱すとされる内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)について、環境省は28日、専門家らでつくる作業部会の初会合を開き、対象物質リストや影響評価法などを見直す作業を始めた。
1990年代後半から内外で行われている調査などでは、人体に対する環境ホルモン効果に疑問を投げかける結果も出ており、最新の研究方法や、生殖機能以外への影響調査のあり方などを検討する。新対策は2004年度末までにまとめられる。
同省は環境ホルモンの疑いがある物質として65種類を指定。これまで20種類の影響評価を終えている。

Pマガジン編集子の一言コメント付きマーク <Pマガジン編集子の一言>
環境省は、SPEED‘98(Strategic Programs on Environmental Endocrine Disrupters 1998年5月)に内分泌かく乱問題の取組みの方針と内分泌かく乱作用が疑われる67の化学物質のリスト(その後の見直しで65物質)を作成しました。しかし、リストの選定根拠のあいまいさは消費者や産業界を混乱させてきました。今回の見直しでは、科学的な実験結果にもとづくリストの作成と最新の研究と評価が行われることを期待します。

・環境ホルモンの影響についての驚きの2題
環境ホルモンの影響はここまできました! このようないいかげんな記事が混乱と不安を招いてきたのです。編集子としては、「!?」以外一言もありません。

「超短」制服が蔓延する病理 (AERA H15.10.06)
このところ日本の大都市圏などでは、女子高校生らが人目もはばからず、制服・標準服のスカートを極端に短くし、わざわざ脚を丸出しにして通学し、街を歩いている。女子高校生の脚丸出し蔓延の原因は何か。自然科学と人文科学の両面から分析してみる。自然科学からの分析では、動物の行動を研究し、「神経行動学」という動物学の分野を開拓した上智大学名誉教授の青木清氏に話を聞いた。
青木氏は、環境ホルモンの影響が大きいのではないかと推測する。同氏は「自分の遺伝子を残したいという本能が動物にはあるが、いまは男性が雌化していると考えられる。真の雌である女性は、周りが雌っぽくなってしまっているので、本能的により雌性を、競ってアピールせざるをえなくなっている。彼女たちは動物化しているのだ」と話している。

巨乳はどこまで進化するのか (ダカーポ H15.10.01)
ここ10年女性の胸が大きくなり続けているのはなぜかを様々な角度から検証。環境ホルモンによる影響についても触れられている。記事では、女子のバストが統計上大きくなっていることや、初潮年齢の若年化を紹介。一方で男子の精通年齢は、60年代生まれより70年代生まれのほうが遅れていることが「環境ホルモンの影響の結果とも考えられる」との説を踏まえ、「女子の初潮年齢の若年化や巨乳化も環境ホルモンが影響した可能性がある」としている。